2008年10月10日

一見非合理、でも合理的?

最近、その世界観に見事にどっぷりとつかったしまったのが
「アースダイバー」(中沢新一著)。
T教授のブログでこの本の存在を知り、そういえばまだ読んで
いないなあと思い、早速読んでみた。

earth.jpg

東京における、沖積層の低地と洪積層の台地。
沖積層の低地は、縄文時代は海であり、東京は
フィヨルドのように非常に入り組んだ地形をしていた。
その地形の影響を我々は今でも受けている。
すなわち、「無意識」の部分では、人間は昔から変わらないのだ。
地中へのダイブ。

この本をどう捉えるかは、人によって分かれるところだろうが、
東京に住んでいる(住んでいた)人には、興味深い本だと思う。


さて、本の話をすると、「乱読ですね」とよく言われる。
自分としては、そのような意識はなく、「これ面白そう!」と思った本を
ただ読んでいるだけなのだが、読書リストを改めて見直すと、
確かに本のジャンルはバラバラだというのに気づいた。

先日、ある保健師の方と本の話をしていたとき、その人は
「最近は仕事柄マーケティングの本が多いですね。
でも、本当は絵本が好きなんですよ。」
と言っていた。
保健師の方が「仕事柄マーケティング」というのは
これはこれで興味深いのだが(笑)、
僕には「仕事柄」何かの分野の本を集中して
読むことはないなあと、これまた気づかされた。

例えば2007年1月の初投稿の記事では、
「獄中記」「ナショナリズムという迷宮」(佐藤優)、
「告白」(町田康)、「悪口学校」(シュリダン)を勧めている。
このクセは、やはり昔からなんだと思う。

冊数はそんなに多くないのだが、僕はどうやって本を選んでいるのか。
まずは、信頼できるブロガーが勧めている本。
そういった本は、ほとんどハズレはないというか。
このようにして本を選ぶことは、かなり多いような気がする。
また、面白い!と思った本で引用されている本もしばしば購入する。
あとは、ジュンク堂や丸善を何となく歩いていて、ふと目に留まった本だろうか。
ただ、なぜその本に目が留まるのか、先日ひょーこさんに
同じようなことを聞かれたが、いまだによくわからなかったりする。

こんな感じで読書をしていることからも、僕には専門性というものがない。
プロフェッショナルという言葉からは、かなり縁遠い部類の人間である。
いや、ひょっとしたら専門性を持つことを避けているのかもしれない。
かなり好意的に言えば、であるが。

近頃、席で仕事をすることが多く、その状態に嫌気がさしたので、
最近では、アテもなく社内をフラフラと散歩することが多くなった。
社内でも面白そうな人のところに行って、ただ雑談する。
それも30分から1時間ほど。
相手にとっては迷惑な話かもしれないが、その辺りは一応気を遣い、
こちらも最近仕入れた情報も提供する。

しかし、たかが雑談、されど雑談、である。
昨日は、健康診断を担当している人から、「Table for two」という
ユニークな取り組みを教えてもらった。
この取り組み、詳しくはホームページを見ていただきたいのだが、
これと我々の仕事を組み合わせれば、何か生まれそうな予感がした。
こういうとき、僕は何とも言えない快感を覚える。

一見関係ないものをリンクさせる。
また、パクリに+αを加える。

こういったことを大事にしたい僕としては、今の読書スタイルは
極めて合理的かつ、ある意味専門的なもののように思えてきた。
これも、かなり好意的に言えば、であるが(笑)。
posted by masa at 22:11| 福岡 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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