土曜日に開催された大名塾。
今回は、第1クール「企画書を書くチカラをつける」の最終回。
@問題群(A、B、C、D、E)
↓
A問題(C、Z)
↓
B課題(何を解決すべきか?)
↓
Cテーマ(何をすべきか?)
↓
Dコンセプト
↓
E構想化
仮に、ということで、この日、挙げられたのは、
「大名塾について」
A問題・・・しっくり感がない
B課題・・・望ましい例題を望ましいタイミングで使うこと
Cテーマ・・・しっくり感を与えてくれる例題の開発・提供
これを念頭に置きながら、以下のメモを読むと、
少しはわかりやすいかもしれない。
ただし、全てのプロセスについて記してはいない。
@問題群→A問題について
数多くある問題を集約し、ある問題へと落とし込むプロセス。
ここでは、知識(業界や企業の状況を知っているなどのノウハウ)や
経験、因果関係を説明できることや、人間に関する理解・知識が
必要となる。
なお、問題群はまんべんなく出てくることが重要であり、例えば
「ヒト、モノ、カネ、情報」と「企業内調達が可能、他からの調達・・・」
をマトリックスで洗い出す方法などは有効である。
問題が何かでその後の立ち位置が変わるため、ここの作業は
非常に重要であるが、そこでは、ビジョンが大切となる。
ビジョン(望ましい未来)と現状のGAPこそが「問題」であり、
ビジョンがあれば、問題を絞り込みやすい。
Cテーマ→Dコンセプトへ
テーマから導かれる具体的なものを列挙する。
仮に、「大名塾について」であれば、
テーマ・・・しっくり感を与えてくれる例題の開発・提供
A 日常生活にある例題
B 時事問題
C 潜在化している課題
D メンバーの具体的な課題(その後フォローできる課題)
E 有名なケース
F 共通の体験・境遇に関係するケース
G 共感するケース
H 人類共通のケース
I お得な課題
例えば、それらをとりあえず3つ選び、それらを三角形の頂点の
位置にマッピングする。そして、残りをその上にマッピングしていった
とき、三角形の中央に見えてくる言葉がコンセプトになりうる、
というやり方がある。
----------------------------------
(以下は、僕の頭の中の勝手な整理)
上記@からEまでのプロセスでは、おそらくAができた段階で
全体の5割が、Bができた段階で全体の7割は終了しているといえる。
よって、最も重要なのは、@からAのプロセスである。
我々はえてして、あれも問題、これも問題・・・と、多くの問題を目の前に
しては、それらを全て解決しようとしてしまい、結局どれも中途半端で
終わってしまうことが多い。
そうならないためにも、キモとなる問題を絞り込む必要がある。
そこでは、自らのビジョンが非常に重要となってくる。
ビジョンが明確であれば、問題の発見も比較的容易になる。
ただ、ビジョンが常に明確でなければならないのかといえば
そうではない。
いつもビジョンが明確な人というのは、逆に気持ち悪いものだ。
ビジョンは、個人の思い+様々な事象や世の中の動きから
生まれる推論などによって成立すると思うのだが、
それだけではなく、問題群から問題を抽出する過程で、
「自分がやりたいことはこういうことだったんだ!」と
発見することも多いのではないだろうか。
つまり、自分のビジョンと、問題群→問題の思考プロセスとの
反復的運動によって、ビジョンがクリアになるとともに、問題などの
発見にもつながることも往々にしてあるのではないかと思う。
(ただし、問題発見の段階で、必ずしもビジョンが明確に
なっていなければならないわけではなく、課題の探求の段階で
ビジョンが明確になる場合もある。)
さらに、問題群から問題の発見に当たっては、問題群に属する
それぞれの問題に対して、「その問題が問題となるのはなぜか?」
を自問していくことで、根っこにある問題が何かがわかってくる。
この行為は、上に書いた反復的運動をサポートするものだ。
そして、発見した問題に対して、次に課題(何を解決すべきか)を
探っていく。
ここでの僕自身のキーワードは、「ボトルネックはどこ?」である。
(この場面では、個人的には、この1点のみを考えている。)
ここで大事なことは、H田さんが言っていたように、
俯瞰的に物事を見ることであろう。
図形問題で補助線を引けるかどうかは、「ひらめき」が重要、と
よく言われるが、それはいきなり天から降ってくるものではなく、
知識や経験や訓練、もっといえば、「しつこさ」や「粘り強さ」があって
初めて引けるものだ。
今回の「問題群→問題の発見→課題の発見」も、それとよく似ている
気がする。
例えば、経営者は、24時間会社のことを考えているからこそ、
他の社員と比べて、補助線を引くのが上手なのだろう。
少し話がそれるが、茂木健一郎のクオリア日記を見ていると、
「彼はいったい何がしたいんだろうか?」と思う人もいるかもしれないが、
彼のビジョンに照らせば、あのような行動は極めて合理的であり、
彼の人並みはずれた「しつこいor粘り強い」日々の行動があるからこそ、
彼は自らの思考に補助線を引けるのだと思う。
(T教授にも同じことがあてはまると、個人的には思っている。)
次回の大名塾は、すでに本業の仕事が入っており参加できないのだが、
それはそれで次々回の楽しみが増えるということで、そんなふうに思える
のもこの塾の良さであろうか。
2008年04月28日
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